女に好かれた


 夢の中で、私の性別は男。理由は忘れたが何故か女装をする羽目になる。女装中、とある女の子と知り合うが、異常に慕われてしまい(私の姿を見つけては駆け寄って腕を組んできたりナンダリカンダリ)、正体を明かせず困ってしまう。女装と言ってもそんなに完成度の高いものではない。あからさまにズラだと分かる、でかくてズレたみつあみ頭をしているというのに、何故こんなに自分の事を女と信じて疑わないのやら。
 なんだか80年代の漫画かよ?って感じだが、その女の子はたいして可愛くないので、自分(男)としてはあまり嬉しくないのだった。なのにある時はサンシャインビルの舶来横丁、またある時は梅田の紀伊国屋、ありとあらゆる場所でその娘とばったり会ってしまい、その度に焦ったり困ったりを繰り返した。