料理教室と、魔界との戦い

 何の因果か私は、どこかの業者に頼まれて、小学生ぐらいの子供たち相手に料理教室を開催する事になった。会場として結構広い公民館の部屋のような場所を借りていて、教室の生徒さんの人数も多い。業者からは「何を教えるかはお任せします、もうほんとテキトーでイイですから」と言われているのだが、考えてみれば、私は1人暮らしを始めてからようやく自己流・適当料理をはじめたクチだ。包丁の扱い方や食べ物の切り方等何をとっても、普段自分のやっている事は果たして人様に教えて良いものなのか?自信が全く無いのだが「ま、いいか、子供相手だし」と適当に授業を進める。一番前の席にいたジャイアン体型の子供と殺伐としたやりとりがあったが、略。


 ここでウトウトと目覚めかけるが、再び眠りに落ちた。それにより微妙に設定?が変わってしまった。 
 中華一番!(1) (講談社漫画文庫)
 気がつくと私は、以前マガジンで連載されていた漫画、「中華一番!」の主人公、マオになっていた。(左のリンクの漫画。)特によく読んでいた訳ではない、立ち読みした事しかない漫画なのだけれど…
 私(マオ)は魔界の異形のモノどもと料理で戦っている(夢独自の設定です)。上記の料理教室はどうやら、魔界と戦う為の若い世代の戦士育成をひそかな目的としていたらしい、いつのまにか。で、私には腹心の部下が2人いる。部下からはオヤビン(親分)と呼ばれているみたいだ(オヤビン…なんだかちょっと嬉しい)。
 私は、異形のモノ…頭は哺乳類、体はウナギのような形態…を材料に使った料理の仕込みをし、部下に留守を頼んで、どこかに出かけていった。
 鬼の居ぬ間に部下がこぼす。「全く、いつもオヤビンにはまいるよなァ。今日もどこに出かけたのやら。何も教えてくれねーんだからさ。」(私はなかなかのワンマンぶりらしい。なんだかちょっと嬉しい)「お、おい、鍋!仕込みのうなぎモドキが逃げるぞ!捕まえろ!」「ワッ!大変だァ!!」


 筋のないストーリーのまま、幕。