すごいことが起きた

 すごくもないかも。

 2〜3年前に見た夢の話だ。確か、どこかの部屋で、大勢で大掃除をしていた?気がする…。その中に後輩の畑中(仮名)さんが居た。彼女は可愛らしくも明るい黄色・黄緑色系統の幾何学模様のワンピースを着ていたが、服の華やかさの印象だけではなく、本人があからさまに浮かれまくっており、一体何の妄想をしたんだか突如奇声をあげて赤くなったり、とにかく普段以上に挙動不審であった。心優しい私は“ああ、こりゃ何か突っ込んであげなきゃいけない所なのだな”と考え、「畑中さんどうしたの?何か良い事でもあったの?」と声をかけた。彼女は一瞬、話そうかどうしようかと逡巡していたが、体を弾ませ、明らかに“言いたくてたまらない”といった風情であり、呆気なく口を割った。
 「taoyameburi さんに報告する事があるんです!私、結婚する事になりました!」…これは確かに語りたくてたまらないだろう。おお〜そりゃすげ〜やおめでとう、相手はどんな人?どうやって知り合ったの?と(心優しい)私はさらに先を促す。
 で、彼女の語るところによると、相手は年下の学生さんで、相原(仮名)という名前の金持ちの貴公子らしい。ゼミか何かの後輩の篠倉(仮名)君の紹介で知り合ったのだそうだ。畑中さんは年上女房という事で、その相原氏の同級生の女の子連中から、かなりの嫉妬・反感を買いまくりらしいのであるが、相原氏が庇ってくれるのだそうだ。なかなかの色男ではないか。
 とまあ、そのような惚気話を体を弾ませながら畑中さんは語りまくるのであった。

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 翌日私は本人に夢の概要を話し、相原やら篠倉やらいう名前に心当たりはあるか?と尋ねたが、畑中さんの周りにそのような名前の人間は全く居ない、という、まあそりゃそうなんだろうが残念、な結果に終わった…。

 しかし何故わざわざ2〜3年前の夢をいまさら書き記す羽目になったのかというと、本日、畑中さんから「taoyameburi さんの夢、ビンゴで、夢に出てきたのと同じような名前の人とお付き合いする事になった」という報告をこっそり受けたのだ。こっそりだったので、詳細については未確認なのであるが。なお、相原と言うのは仮名であるが、夢の彼氏は決して「佐藤」とか「鈴木」とか、日本で多いと言われている類の苗字ではないものだった。少なくとも、私はリアルで出会ったことがないような苗字である。 
 わぁ正夢だ正夢だ、と喜び合った。良い事が正夢になるのは良いことだ。という訳で珍しい経験だったので備忘記録。記念カキコ。
 またこれは、私自身を主役にした色っぽい夢を見るよう努力すべきだろうか、としみじみ思わされる出来事であった。しかしこの場所に日記をつけ始めてから現在に至るまでの夢を確認してみたが、色っぽいものが全く見当たらないのは憂慮すべき事態だ。
 もしも夢のコントロールが出来るものならば、今後の努力目標は色気であると備忘記録。

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 追記:まだちゃんと教えてもらってないんだけど、名前の一部とシチュエーションが似てるのかな?

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<2009年12月30日追記>
 更新しないのならいっそ削除したほうがとも考えるも、まあいいやということで絶賛放置中のこの日記であるが(ネット回線が劇細になってしまったのとキーボードが崩壊したのとが重なったのだ。改善の見込みもナシ)、ひさしぶりにログインする。
 畑中(仮名)さんが件の相原(仮名)氏と結婚したので、その旨記録しておこうかという気になったのだ。
 まさに正夢となったことになる。10年とは言わないまでも、かなりの年数を経ての実現であるからなにが正夢だよという向きもあるが、まあ正夢といっていいだろう。正夢と主張しよう。
 この日記の「相原」は曖昧な記憶で適当に付けた苗字なのだが(あれ?普段の仮名作成パターンからするともしかしたら適当じゃなかったかも・・・)、当時畑中さんに夢の話をしたときに出した名前は、たしかに割とビンゴな感じの名前だったと思う。まあ少なくとも、登場人物の苗字の漢字を混ぜればビンゴだったはず。そして珍しい(たぶん)苗字。シチュエーションもそれなりに妥当な感じじゃあるまいか。
 とりあえず遠き空よりお二人の幸福を祈る。