何がどう影響して上記の夢を見たのかの考察メモ

 上記の夢が長文になってしまったので、新しい見出しを付けるとする。
 ドイツ在住の美加ちゃん(仮名)が一時帰国したので、2日間ほどメシその他に付き合った。
 1日目の夜にこの夢を見、2日目の夜に「こんな夢を見た」という話をすると、「たぶん昨日のアレとアレの影響じゃない?」と2点の出来事を指摘された。


 1点目。池袋を歩いている時、緑色のタイツを穿いた若いおねえちゃんとすれ違った。それを見た美加ちゃんが「なんか、凄い色だねぇ」と言った。私はセンスが無いのでよく分からないながら、“あれはあれでオサレなのかもしれないが、穿く勇気のない”色だった。私は答えた。
 「あれをじっと見てるとさ、タイツじゃなくて “緑色の肌の人” に見えてこない?

 あのさ、小さい頃、テレビで『V−ビジター』ってアメリカドラマをやってた(そういえば最近も放送していた)のね。宇宙人が友好を装って地球にやって来るんだけど、実は彼らの目的は地球の豊富な水資源と、食料としての人間だったんだよ。でも皆すっかり騙されて奴らを歓迎するんだけど、宇宙人の本当の目的に気が付いた一部の人たちが、レジスタンス活動を始めるの。
 で、その宇宙人は人間と同じ様な姿をしてるんだけど、それは人間に警戒されない為の変装なのね。トカゲ型宇宙人が薄い皮をかぶって本当の体を隠してるの。要は人間の着ぐるみを着てる、ってカンジ。で、その皮をベローンと剥ぎ取るとその下にはトカゲの肌みたいな、デロデロした緑色の肌が出てくるの。
 …でね、説明が長くなったけど、小さい頃、あの娘と同じ様に緑色のタイツを穿いてる人を見たら、友達と“緑の肌だ!ビジターだ!”って言ってたの。」
 と、何やらつまらぬきっかけで、昔の記憶を熱く語る結果となった。


 2点目。渋谷で開催されていた大・大阪博覧会に行った。最大のお目当ては、通天閣からわざわざ来てくださったビリケンさんだ。私はさんざんビリケンさんの足の裏を触って(願い事がかなうのだそうだ)ご満悦だった。
 普段安置されている通天閣の展望台には、ビリケンさんの代わりにハチ公のレプリカが置かれているとのことだった。さらに、留守中の大阪でも見られるよう、東京のビリケンさんに向けてライブカメラが設置されており、ビリケンさん周囲・約1メートル四方?があちらに中継されていた。
 さらにその、「中継されるビリケンさんをモニター越しに覗きこむ大阪の人々」が東京側に中継されており、双方が双方の様子を覗いて、無邪気に手を振り合う…という光景が展開されていた。
 妙に楽しい気分になり、私もブンブンと勢いよく手を振りまくっていた。


 1点目が敵との戦い、2点目が離れた場所へのスクリーン越しの移動、という具合に影響したんだろうと言われ、なるほどと思った。いや、自分でも正直、1点目については既に、多少の関連を疑っていた。だが、2点目についてはかなり盲点をつかれた感じで、しかしビジュアルやら感覚やらかなり納得する部分があり、目から鱗
 なんだかリアルの生活が意外なほど夢に影響するもんだな、と、不思議な思いだった。